介護業界ではさまざまな働き方があります。介護職の中心は家事や育児を両立させて働く主婦層です。ワークシェアのような感覚で働けるパートタイム勤務での雇用が多い傾向にあります。4時間〜6時間程度の勤務で働ける方を中心に採用しており、1人でも多く雇用し、働き方の多様性を目指しています。業界未経験や介護の資格を持たない方でもパート雇用を可能としています。介護業界では正社員で働くことも可能です。日中8時間のフルタイム勤務もしくはシフト制の交代勤務など働き方も選べます。ただし、無資格で正社員を希望する場合はそれが叶わないケースが殆んどです。正社員雇用の理由は、将来的な管理職候補です。採用の際に条件を提示する事業所もあるので、求人票の条件欄は必ずチェックしましょう。

正社員採用の場合、どのような条件を出しているのか一般的なものを提示すると、「介護福祉士資格、介護実務経験5年以上、サービス提供責任者経験者」など資格や経験に関する事柄が中心です。即戦力が欲しいという場合は、介護実務経験者やサービス提供責任者として稼働できる要件を満たす人材を求める傾向にあります。もし、転職などで正社員採用を目指すならば、資格取得はマストだと覚えておきましょう。将来的なキャリア構築のために正社員採用をする介護事業所もあります。この場合は、高卒や介護系専門学校卒の新卒採用となります。実務経験がなくても教育を施すことで、将来的に上位資格取得を取得してもらえるメリットがあります。