現在日本の社会は高齢化が進み多くの高齢者が家庭や介護施設での介護を必要としています。そのため介護業界では人手不足が深刻な問題となっており、派遣社員など非正規雇用であっても高い時給で働けることから多くの非正規雇用での勤務者が介護施設などで勤務しているという特徴があります。またその状況は非正規雇用特有の残業をする必要が無いということも後押しとなっていると考えられます。そのような状況の中でも正社員として勤務することにも多くのメリットは存在しており、主なものとして以下の二点を挙げることができます。

まず一点目は社会的な地位の面です。日本の社会は現在正規雇用で働くことが一般的とされており、正規雇用で勤務することが一定のステータスとなっています。そのため非正規雇用に比べて正規雇用で働いている人は、クレジットカードの新規作成やローンを組む際などにより優遇されやすいといったことが言われています。このように社会的な地位の面では現在の日本の社会では正社員のほうがメリットが大きいでしょう。次に二点目は社会保険への加入の面です。正社員として勤務すると介護施設側が厚生年金や労災保険といった社会保険に加入してくれます。一方派遣社員であっても加入は不可能ではありませんが勤務日数や勤務時間がある一定以上に達していないと加入を断られる場合があります。そのため社会保険に加入し、余裕を持って働ける面では正規雇用のほうがメリットが大きいといえます。